河本工業株式会社 代表取締役社長 河本 尚樹 様

 

◎御社の事業内容を教えてください。

 

弊社の事業は総合建設業です。

建築工事、住宅工事、土木工事、舗装工事、軌道工事を行っております。

また、不動産賃貸業や太陽光発電事業も行っています。

 

具体的には、建築工事では工場や病院などが多く、館林には食品関係の工場が多くあるため、地元の食品製造会社様や上場企業の飲料会社様とお取引をさせていただいています。食品関係の工場はクリーンルームの設置など施工難易度が高いのですが、工事実績を積み上げてきたことで最近では医療器具や医薬品の工場も施工することができるようになりました。また、館林厚生病院様や慶友整形外科病院様、最近ではまちづくり会社に参画し明和メディカルセンターも施工をさせていただきました。

 

土木工事では、国交省の河川工事や道路工事、群馬県や館林市等からの土木工事や舗装工事、軌道工事では東武鉄道様(東武東上線及び東武伊勢崎線など)や上毛電気鉄道様、わたらせ渓谷鐵道様、秩父鉄道様とお取引させていただいております。また当社の特徴である鉄道関連技術を活かして、大規模な駅舎の橋上化工事や連続立体交差工事なども施工しています。

商圏としては、メンテナンスの関係もあり、関東一円100㎞と考えております。

 

弊社は、昭和21年に私の祖父が創業しました。

創業者は広島県出身で広島県内の設計事務所に勤務したのですが、一念発起し都内の大学に進学し、卒業後に入社した建設会社の最初の配属先が桐生で、その後館林の担当になりました。幸い、館林では、正田様をはじめ地元の名士の方々とご縁ができ、独立を勧められ弊社を立ち上げました。

その後、現会長が社長となり、お客様や時代のニーズに柔軟に対応し会社技術力と規模のバランスを取りながら事業を拡大していきました。

 

 

◎館林市という立地で貴社をこれだけの規模の会社に育て上げることができた秘訣はなんですか?

 

まだまだ発展途上ですが、まずは創業者や歴代役員を初め社員の方々及び協力会社も含めて創業以来、愚直にお客様のニーズを満たすこと、安全を最優先にして良いものを作ることに尽力したことでお得意様を増やすことができ、地域社会に受け入れていただくことができたのではないかと思います。

 

また地理的な要素としては、館林から群馬県の中心地である前橋や高崎に行くには道路が整備されていなかったこともあり当時は不便だった反面、埼玉県にも茨城県にも栃木県にも近いという立地を生かして、県外に営業所を置きました。かつては、営業所があればその市町村の仕事を受注することができたからです。その点で他社との差別化ができたのではないかと思います。

 

 

◎上野法律事務所に顧問契約を依頼するきっかけを教えてください。

 

人材不足の昨今、弊社も人財が一番大事だと考えています。

以前とは労働環境もだいぶ変化していますし、法改正にも対応していかなければならないため、社員の方が安心してしっかり働ける環境を整備していくために専門家の力を借りたいと思い、上野法律事務所と顧問契約をしようと考えました。

 

 

◎上野に顧問を依頼した理由を教えてください。

 

上野先生とはもともと知り合いで、お人柄もよく存じていました。

上野先生は労働関係や企業法務がご専門ということもあって、専門家でもあり個人的にも信頼を置ける方に相談したいなという思いがあり、顧問契約をお願いしました。

 

 

◎普段どのようなことを依頼されているのか教えてください。

 

現場でのトラブルが発生した際の対処や、新たに取引先と取り交わす契約書の内容に問題がないかといったことについて、総務や経理からどうしたらいいか、という話が来るので、上野先生に相談してみてください、という話をしています。

 

 

◎顧問契約を結んでおいて良かったなというエピソードを教えてください。

 

忙しい中でも、弊社からの相談に親身にかつレスポンスも早く対応していただいており、とても心強く思っています。

 

建設関係は昔からどんぶり勘定や口頭契約のみで済ませてしまうなどといった慣習がありましたが、現在は規制などが厳しくなってきているので、しっかり根拠をもちながらお客様と交渉するためにも、法務部のない弊社としては上野先生の存在は大変ありがたく思っています。

 

社内的にも、専門の方と共創して相談することで営業や総務もレベルがアップしていくと思いますし、やっていかないと、今までと同じやり方では時代の変化のスピードや法律の改正に対応していけません。また、会社にとって何がリスクか把握したうえで取引先と交渉していくことも重要だと考えています。

 

このようなことから上野先生の存在は心強く感じています。

 

 

◎御社にとって上野はどのような存在ですか?

 

時代の変化は激しく、働き方の環境も変わってきています。

私は、なにか問題が起こったときには、事実を包み隠さずお伝えして相談することが大事だと考えています。そうでなければ結果として対応を誤ってしまうことにつながりかねないですし、お客様との友好な関係を保つためにも重要なことだと考えています。

そのためにも、上野先生のように信頼してご相談できる先があるということはありがたいことです。

パートナーとして、信頼のおける相談先としてとても心強く思っています。

 

 

◎最後に、他の企業さんに向けてメッセージをお願いします。

 

上野先生は、特にこちらから相談をしなくても、セミナーや事務所通信などで定期的に今の労働問題や最新の判例などを分かりやすく情報発信してくださり有難いです。

 

上野先生とは一方通行ではなく、相互の信頼関係を築きながら関係を続けていけるのではないかと思っています。相談へのご対応が早いところもありがたいです。

 

            (写真)ハイビルダムの前にて

 

 

 


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