坂東市
坂東市(ばんどうし)は、茨城県の西部、利根川北岸に位置する市で、常総市、古河市、結城郡八千代町、猿島郡境町、千葉県の野田市と隣接しています。
岩井市と猿島町の合併により誕生し、令和7年に合併20周年を迎えます。
農業では首都圏内で消費されるレタス・ネギ、白菜等を盛んに作っており、なかでもレタスとネギは生産量が日本トップクラスです。
平将門の本拠地があったという伝説があり、毎年11月には『将門まつり』が開催されます。
将門まつりは、国王神社での戦勝祈願で始まり、境内の杉木立のなかを総勢100人の武者が「神田明神将門太鼓」の響きのなかを進み、武者の参詣が行われます。
出陣式では、地元中学生などによる弓道模範演武が披露され、武者行列では、可愛らしい稚児行列と少年剣士を先頭に、鎧兜の勇壮な武者や雅やかな姫が歩行者天国内を練り歩き、 その後ろを県指定無形民俗文化財の『神田ばやし』のお囃子が続きます。
坂東市と常総市の境界には、菅生沼という沼があります。南北約5キロメートル、東西の幅は約200~500メートルの細長い沼です。
菅生沼は都心から比較的近距離にありながら、沼に生息する魚類や飛来する鳥類、岸辺で見かける昆虫や野草の種類が豊富で、自然観察者にとても人気です。中でも鳥類は豊富で、毎年この沼で越冬する300羽近いコハクチョウやカモなどが見られます。