伊勢崎市

 

群馬県伊勢崎市のはじまりは、1601年に稲垣長茂が入城し、城下町の町割りを行ったことに由来します。古くから養蚕が盛んで、「織物の町」として1200年以上の歴史を誇り、織物産業を基盤に発展してきました。特に明治・大正・昭和初期には「伊勢崎銘仙」で全国にその名を知られるようになりました。
2005年1月1日には、伊勢崎市・赤堀町・東村・境町の4市町村が合併し、新たな伊勢崎市が誕生しました。

 

伊勢崎市では、いちごシロップ入りの「いせさきもんじゃ」が名物です。東京の下町で親しまれている、具材で土手を作る「月島風」と異なり、小麦粉・キャベツ・青のり・切りイカ・揚げ玉のみを使い、ソースでシンプルに味付けするのが特徴です。具材と生地を一緒に焼き上げるスタイルで、昔は駄菓子屋で提供され、子どもたちには、いちごシロップ入りを「アマ」、カレー粉入りを「カラ」と呼んで親しまれていました。ベビースターラーメンをトッピングするのも定番となっています。

 

市内にある華蔵寺公園は、公園、遊園地、野球場、陸上競技場などを備えた総合公園です。春には桜やツツジ、初夏にはハナショウブが咲き誇り、多くの市民で賑わいます。遊園地は入園無料で、高さ65mの大観覧車や水上ジェットコースター、メリーゴーランドなど、低料金で楽しめるアトラクションが揃い、家族連れにも人気のスポットです。

 

また、伊勢崎駅南側には「いせさき明治館」があります。1912年に建てられた、県内最古の木造洋風医院建築で、和洋折衷の趣を感じさせる造りが特徴です。現在は伊勢崎市指定重要文化財に指定され、無料公開されています。館内では、「大正ロマン」「昭和レトロ」を感じるアンティーク銘仙の着物が、季節に合わせて常時約30点展示されています。


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