鹿沼市
鹿沼市は栃木県の中では、県央西部にあり、圏域の北部は国際観光地の日光に隣接しています。南東部には、東北自動車道鹿沼インターチェンジがあるためアクセスが良く、県都宇都宮市に隣接し、東北新幹線との連絡も容易な位置にあります。市内には、東武日光線とJR日光線が通り、いずれも、東京までの所要時間は約80分です。
市内の約7割は森林でおおわれており、豊かな自然が魅力の一つです。
「下沢やな」はレジャー施設として人気のスポットです。大芦川に作られたヤナでは川の清らかなせせらぎを聞きながら、炭火でじっくりと焼かれた鮎の塩焼きが食べられます。生簀でつかみ取りした魚や釣堀で釣った魚を焼いて食べることもできます。
鹿沼市で行われる「鹿沼秋まつり」はユネスコ無形文化遺産国指定重要無形民俗文化財に登録されています。
祭りの中心となる「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」は華麗な彫刻を施した囃子屋台が巡行するもので、風流の屋台行事のひとつの展開型を示しており、全国的な比較の観点からも貴重な行事であるとして、平成15年2月20日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
見どころは彫刻屋台(3台~7台)が交差点で披露する「ぶっつけ」と呼ばれるお囃子の競演です。その激しいお囃子の競演は圧巻です。
鹿沼市では市内の優れた商品を「かぬまブランド」に認定しており、その中に「鹿沼組子」があります。くぎを使わずに組みつける組子は日本各地で作られてはいますが、技術業として独立した存在である組子職人の手によって製作されているのは、全国でも鹿沼ぐらいだそうです。鹿沼組子は寸分の狂いも許されない職人技術の繊細な完成美が魅力です。