加須市
加須市は埼玉県の北東部に位置し、群馬県の板倉町、茨城県の古河市、栃木県の野木町と隣接しており、埼玉では唯一栃木県に面しています。
市の北東部には、本州以南最大の湿地である渡良瀬遊水地があります。渡良瀬遊水地は2012年(平成24年)にラムサール条約の登録湿地となっており、バードウォッチングの場所としても人気です。
関東平野の真ん中に位置しており、農産物では米、梨、いちじく、いちごなどが作られています。なかでもお米の生産量は県内一です。
また、米の裏作として麦の栽培が盛んになり、300年以上の歴史を持つ加須名物「加須うどん」が出来ました。
加須うどんの特徴は手打ちならではのコシとツルっとした喉越しです。
加須うどんと並ぶもう1つの名物は「こいのぼり」です。
加須のこいのぼりは、明治初期に提灯や傘の職人が副業として始めたのがはじまりです。大正12年の関東大震災の後、東京近郊の問屋が加須へ仕入れに訪れた際に、こいのぼりの品質の良さが話題となり注文が殺到し、第二次世界大戦前には生産量日本一となりました。
現在では、毎年利根川河川敷で開催される加須市民平和祭で「ジャンボこいのぼり遊泳」が行われています。
