真岡市紹介
真岡市は人口約77000人で北関東の中央辺りに位置しており、宇都宮から車で30分程度の場所になります。
真岡市の観光の目玉として知られるのが、「真岡鐵道(もおかてつどう)」です。このローカル鉄道は、週末を中心に本物の蒸気機関車(SL)を運行しており、鉄道ファンのみならず家族連れや観光客に人気のスポットです。SLと田園風景のコラボレーションを見に訪れる人が沢山います。SLの始発駅である「真岡駅」は、駅舎自体がSLの形をしており、そのユニークさも話題になっています。
また、真岡鐵道のSLにちなんだ特製のランチや駅弁が、観光客向けに用意されています。汽車の形を模した容器や、地元産の野菜・肉・いちごを取り入れたメニュー構成で、真岡でしか味わえない鉄道グルメが楽しめます。
さらに、真岡は花のまちとしても知られています。特に春の「井頭(いがしら)公園」の桜は見応えがあり、約1000本のソメイヨシノが咲き誇ります。公園内には四季折々の花が植えられており、年間を通して多くの人が訪れます。夏には「ひまわりフェスティバル」、秋にはコスモス畑が訪れた人の目を楽しませます。自然とのふれあいが身近に感じられる場所です。
真岡市の歴史を語るうえで欠かせないのが、「真岡木綿(もおかもめん)」です。江戸時代中期から盛んに生産され、木綿織物の一大産地として全国に知られていました。質の良さと美しい色合いで高く評価され、当時は「西の泉州木綿、東の真岡木綿」と並び称されるほどでした。現在も「真岡木綿会館」では、その歴史や技術を伝える展示や実演、機織り体験ができ、地域文化として受け継がれています。
また、真岡はかつて城下町としても栄えました。市内には旧家や蔵造りの建物が点在し、往時の趣を今に伝えています。こうした歴史的背景は、観光資源としても活用されています。