幸手市
幸手市は埼玉県の北東部に位置し、市の東部は千葉県、北部は茨城県と接しています。
地形は平坦で市内の高低差は11.2mしかなく、坂がほぼないのが特徴です。
幸手駅から約2.5mのところにある権現堂公園には関東の桜の名所として有名な幸手権現堂桜堤があり、約1000本のソメイヨシノが1kmにわたって咲き誇り、堤の周辺の菜の花とのコントラストが見事で、毎年花見を楽しむ来園者で賑わいます。
公園は4つのエリアに分かれており、多目的運動広場である1号公園は一番北側に位置しています。2号公園はレクリエーションを目的とした公園で、洗い場設備のある北側のデイキャンプ場、大型遊具のある南側の2拠点で家族、グループでゆったりと1日を過ごすことができます。3号公園は「歴史と文化の薫る万葉の公園」をテーマにした緑の多い公園です。
4号公園は先程ご紹介した幸手権現堂桜堤があるエリアです。
幸手市の伝統文化として、毎年7月におこなわれる「松石ささら獅子舞・千塚ささら獅子舞」があります。
江戸時代から続く伝統芸能である「ささら獅子舞」は松石の香取神社に奉納される獅子舞で、天下泰平・家内安全・五穀豊穣などを祈願するものです。行司を先に立て、天狗・大獅子(おおじし)・中獅子(なかじし)・雌獅子(めじし)・ヒョットコの順に並んで道中・笠・入庭・花・白庭・橋・梵天・注連などの舞い方で家々を回ります。コロナ禍の影響で開催できていなかったため、2023年に4年ぶりの開催となり、大いに盛り上がったそうです。
幸手市の特産品として『アイガモ燻製』と『天日干しせんべい』をご紹介します。
幸手市内にある「浜田商店」では国産の上質な合鴨を販売しています。浜田商店は創業以来国産合鴨一筋で、お得意様企業や一般の方に愛されています。幸手市のふるさと納税返礼品にもなっており、お酒のつまみや鍋などいろいろな製品があります。
合鴨の脂肪には不飽和脂肪酸が多く含まれており、善玉脂肪酸として血中コレステロールを下げる効果もあるそうです。健康に留意している方にもピッタリで栄養価の高い合鴨製品は市内だけでなく、全国の方に愛されています。
創業50年の煎餅屋である「桜製菓」では名産品である「天日干し煎餅」を販売しています。桜製菓の名前は幸手市の名所である「権現堂の桜」からつけられたものだそうです。
天日干し煎餅は、天日で干した記事を焼き上げた昔懐かしいお煎餅です。その他、田舎あられや田舎揚げ餅などほっとするような商品が多数販売されています。