内容証明が送られてきた
内容証明郵便の放置は禁物です!
内容証明郵便とはいつ、誰が、誰に、どんな内容の手紙を出したのかを証明する郵便です。
配達証明付きの内容証明郵便が送られてきた場合、「そんな文書は送られてきていない!」という反論はできなくなります。
内容証明郵便自体には特別な法的効力はありませんが、無視をすることは危険です。
内容証明郵便を送るということは、相手が本気で裁判を考えているということです。
つまり、内容証明郵便を無視することで、裁判に繋がる可能性が非常に高いのです。
とるべき対応
まず文章の内容をきちんと確認する
急に内容証明郵便が届くと、かなりの心理的なプレッシャーを感じてしまうかと思います。
法的な観点から見ると、交渉の余地があったり、理由のない要求であるということも考えられます。
慌ててしまい、内容をしっかりと確認しないまま相手の要求に応じてしまうと、納得のいかない結果となってしまいかねません。
郵便が届いたら早めに弁護士に相談する
何らかの対応をとるにしても、ご自身だけでは不安が残る場合には、弁護士に相談してください。
内容証明郵便を受け取ったばかりの段階では、まだ裁判が始まっていないことが一般的ですから、余裕を持って対応することができます。さらに、裁判に移行せず相手方との話し合いで解決できる可能性もあります。
裁判にならなければ、時間も費用もかからずに解決できることになるのです。
なるべく早めにご相談をいただければ、相手方との関係が悪化することも避けられるかもしれません。
弁護士を交えた相手方との交渉
内容証明郵便に対する返事は、書面ですることが重要です。
文書を拝見したうえで、弁護士が相手方の主張とこちらの主張を整理します。返事の文章を構成することも可能です。
内容証明郵便が送られてきたからといって、相手方の要求に応じなければならないという法的義務が生じるわけではありません。
しかし、無視をすると裁判を起こされる可能性もありますので、早めに弁護士にご相談ください。