コラム

2024年04月26日

山口観光事件(最判H8.9.26 労判百選№53)

  問題社員対応で一考できる重要労働判例があります。   それが山口観光事件(最判H8.9.26 労判百選№53)です。   【事案の概要】 Xが会社に電話で「疲れたから2日休みたい。」等と言ったところ会社から「もう必要がないので辞めてくれ。」と言われました。 その後Xが解雇されたとして裁判所に申立をした後,会社は「経... 続きはこちら≫

2024年04月26日

長期間(行為から7年)経過後の懲戒処分の有効性 -ネスレ日本事件-最二小判H18.10.6 百選№54

      【事案の概要】 X1,X2(Xらはユニオンの中心的人物であった)は上司Bに対し, ①ネクタイや襟をつかんで壁に押し付ける ②首に左手を回し,右手で腹部を殴る 等の暴行をする。 刑事事件の捜査に6年を要し,結果Xらは不起訴となった。 会社は不起訴後にXらの暴行等を理由にXらを諭旨解雇したところ,Xらは解雇は無... 続きはこちら≫

2022年05月19日

懲戒処分を駆使して問題社員対策を図る-1

    懲戒解雇以外の懲戒処分は、会社の労務管理の「伝家の宝刀」ともいえるものですが、適切に利用されておらず宝の持ち腐れとなっているのが現状です。 本コラムでは、解雇以外の懲戒権行使のアドバイスにより人事紛争を解決していくための方法について解説していきます。     厚生労働省が... 続きはこちら≫

2022年03月17日

整理解雇

整理解雇とは・・・ 会社の経営不振などにより人員削減(リストラ)することを言います。 整理解雇が有効と認められるためには一定の要件が必要です。充足すべき要件は、以下の4項目です。   【充足すべき要件】  ①人員削減の必要性   ②解雇回避措置   ③人選の合理性   ④手続きの相当性 上記①~④の全てを満たさないと整... 続きはこちら≫

2021年09月09日

その他退職勧奨の問題点

        目次 1 退職勧奨が解雇とされる事例 2 退職勧奨が精神疾患による労災とされる事例       (1) 退職勧奨が解雇とされる事例       使用者が「解雇」とは言っていないものの、社員が行き場をなくしてしまい、事実上社員が出社でき... 続きはこちら≫

2021年08月27日

退職届の取消と慰謝料

          目次 1 退職届の取消しが認められた裁判例 2 退職勧奨の慰謝料の相場 3 慰謝料の額はどのように決まるか       (1) 退職届の取消しが認められた裁判例     裁判例1 高校の部活(山岳部)のための登山大会に出て、高校の文化祭を欠勤した教師Aがいた 教師Bは教師Aに対し「このままでは懲戒解... 続きはこちら≫

2021年07月20日

ハラスメント問題が大きくなる前に解決できた例

              目次 1 相談窓口の現状 2 ハラスメント被害職員の相談場所 3 当事務所が扱った事例    3.1 事例1「偽ハラスメントの可能性」    3.2 事例2「盗撮」    3.3 事例3「暴言によるパワハラ」    4.4 事例4「業務時間外における暴行」   4 まとめ(法的リスクとその対... 続きはこちら≫

2021年07月13日

ハラスメントの予防法 ー研修ー

        目次 1 ハラスメントの予防法 2 効果的な研修 3 研修の注意点         1 ハラスメントの予防法     ハラスメントは予防措置が重要です。   問題社員対応5【極意2:懲戒処分】コラムでハラスメントが起きた際の... 続きはこちら≫

2021年07月09日

ハラスメントの種類 -誰と誰の間の問題か-

                  目次 1 パワハラは誰と誰の間の問題か? 2 ハラスメントの種類  2.1 セクハラ  2.2 マタハラ  2.3 パタハラ  2.4 カスハラ 3 ハラスメントのリスク  ... 続きはこちら≫

2021年06月28日

問題社員対応6【極意3:退職勧奨】

        目次 一 退職勧奨とは 二 退職勧奨の準備 三 退職勧奨での注意点 四 退職勧奨のポイントまとめ 五 当事務所で扱った事例と対応 六 まとめ       一 退職勧奨とは       懲戒処分を何度かして... 続きはこちら≫


メールでのご相談予約も受け付け中です。