失敗しない弁護士の選び方

 

弁護士に依頼したい、と思っても身近に知り合いの弁護士がいる方はそう多くはないでしょう。

 

どんな弁護士を選ぶのかは、問題を解決するための大きな要素です。

 

弁護士への依頼は決して安いものではない以上、慎重に選ぶ必要があります。

 

 

 

そこで、今回は失敗しない弁護士の選び方についてお教えいたします。

 

 

 

弁護士の探し方

 

1.知人に紹介して貰う

 

これが一番オーソドックスな方法であり、今でも多いパターンです。

 

弁護士からしても、知人の紹介なので安心して事件を受任することができます。

紹介でないと、事件を受けないという弁護士もたくさんいます。

 

ただ、依頼者の側から見ると、紹介してもらった弁護士がどうも合わない、というときに、知人に気兼ねして断りにくいというデメリットがあります。 

 

 

 

2.弁護士会の法律相談に申し込む

 

各地の弁護士会では30分5000円(税抜)で法律相談をしています。

 

知人にも全く弁護士の知り合いがいない場合、弁護士会の法律相談に申し込むのも一つの方法です。

 

 

この方法のデメリットは、どのような弁護士にあたるか分からないということです。

 

弁護士会の法律相談は、各弁護士会の弁護士が持ち回りでやっているので、自分の相談のとき、不親切な弁護士にあたる可能性があります。

 

ただ、あまりに評判の悪い弁護士は、相談担当から外されますので大外れということはないと思います。  

 

 

 

3.タウンページで探す

  

タウンページで弁護士を探すというのも一つの方法です。

 

一つの事務所に電話をかけ、相談に乗ってくれなくても、タウンページに載っている事務所に順々に電話をかけていけば、受任してくれる事務所が一つくらいは見つかると思います。

 

刑事事件など緊急で弁護士を必要としている場合には有効な方法です。

 

デメリットは、タウンページでは弁護士の情報が少ないことです。

 

 

 

4.インターネットで探す

 

インターネットで弁護士を探すこともできます。

 

インターネットの良いところは、自分が相談してみようと考えている弁護士の情報量が多いことです。

 

ホームページを見れば、弁護士が取り扱っている分野や、どのようなことに関心を持っているか、弁護士の経歴などをゆっくり調べることができます。

 

ただ、まだまだホームページを作っている弁護士は少数派なので、多くの弁護士を比べることはできないという問題もあります。

 

 

 

失敗しない弁護士の選び方

 

1.話しやすい弁護士を選ぶ

 

  • 話を聞いてくれない
  • 相談者の話を遮る
  • 高圧的な態度をとる

 

そんな弁護士はやめましょう。

 

依頼した後も事件の現状を教えてくれなかったり、電話してもつかまらなかったり、伝言を頼んでも何の返答もなかったり、ということになりかねません。

 

 

 

2.何を言っているかわからない人は避ける

 

専門用語をやたらと使い、何を言っているか理解できない弁護士も良くありません。

 

本当に依頼者のことを考えていれば、依頼者に分かりやすく説明するはずです。

 

何を言っているか分からない弁護士は共感能力の低い人だと思います。

 

 

 

3.できるだけ依頼したい分野に精通している弁護士を選ぶ

 

交通事故と解雇などの労務に関する事件は、その分野に精通している弁護士かそうでないかによって大きく結論が異なってくる分野だと思います。

 

解雇に関する裁判(顧問先が巻き込まれた事件で、受任はせずアドバイスだけで終わりました)で、ある弁護士の書面を見たとき、この程度の知識で労働裁判をやっているのかと驚いたことがあります。

 

また、弁護士に顧問を頼む場合は、労働法、会社法などの企業法に精通している弁護士を選ぶ必要があります。

 

 

 

4.厳しい見通しも伝えてくれる弁護士を選ぶ 

 

よい弁護士であれば、進捗状況を報告しながら、依頼者の要望に沿って問題解決を進めます。

 

根拠もないのに楽観的な見通しを伝えるより、見通しが厳しいことをはっきりと伝えられるほうが、弁護士として誠実な姿勢です。

 

 

5.時間や費用の説明をする弁護士を選ぶ

 

時間と費用は依頼者にとって重要な問題です。

 

最初にきちんと説明をすることが求められます。

 

 


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