労災認定されたという元従業員から、代理人を通じて慰謝料及び逸失利益として約500万円を請求され、交渉の結果、200万円での和解が成立した事例
業種 |
運送業 |
企業規模 |
500名以下 |
相談者 |
総務係長 |
依頼前の状況
労災認定されたという元従業員から、弁護士を通じて慰謝料及び逸失利益として約500万円の請求がされました
解決までの流れ
交渉の結果、200万円での和解が成立しました。
事実の経過
顧問先企業様からのご相談です。
元労働者は、長時間労働が原因でうつ病に罹患したとして独自に労災申請をしていました。
元労働者から依頼を受けた弁護士から、労働基準監督署が労災を認定したことを根拠とし慰謝料及び逸失利益として約500万円の支払いを企業様に対し求めてきたとのことで当事務所にご相談・ご依頼くださいました。
解決のポイント
総務ご担当者様からお話を伺ったところ、この元労働者が企業様に就労していた期間はわずか4か月程度であったにもかかわらず、1年半以上の長期にわたって通院していたことがわかりました。
また、この元労働者はユニオンに加入し未払残業代の支払いを求めて団体交渉の申入れをしてきておりました。団体交渉の中で、元労働者は活発に発言しており、うつ病を発症していたとはにわかには信じがたいものがありました。
しかし、他方で労災認定がされているとなると、元労働者が長期間通院していたこともあり、仮に裁判になった場合には高額の請求が認められてしまう可能性がありました。
そこで、当方としては、長期間の通院に疑義があることや、仮に裁判になった場合には精神疾患の存在や因果関係について争う意向があることを示しつつ、紛争を円満に解決するべく、元労働者側の代理人と交渉を進めていきました。
そして、交渉の結果、200万円を支払う旨の和解が成立しました。
このような形で主張立証活動をし和解ができたのも、損害賠償事件を使用者側で手掛けている事務所だからこそだと考えています。
元従業員から損害賠償請求をされてお困りの企業様や顧問先が損害賠償請求をされて困っておられる社労士先生は是非、弊所にお気軽にご相談いただければと存じます。
解決までに要した期間
解決までに要した期間:4か月
弊所へご相談ください
顧問先が残業代請求をされて困っておられる社労士先生や残業代請求をされている企業様は是非、弊所にお気軽にご相談いただければと存じます。