元従業員が加入したユニオンから団体交渉の申入れがされるとともに、未払賃金約30万円の請求がされ団体交渉の結果、15万円での和解が成立した事例
業種 |
運送業 |
企業規模 |
500名以下 |
相談者 |
代表取締役、総務係長 |
依頼前の状況
元従業員が加入したユニオンから団体交渉の申入れがされるとともに、未払賃金約30万円の請求がされました
解決までの流れ
団体交渉の結果、15万円での和解が成立しました
事実の経過
顧問先企業様を退職した元従業員がユニオンに加入し、団体交渉の申入れをしてきました。
団体交渉の中で、元従業員は未払残業代約30万円の支払いを要求してきたとのことで、その後のユニオンへの対応についてのご相談を受け解決のご依頼をいただきました。
解決のポイント
代表者様及び総務ご担当者からお話を伺ったところ、この元従業員はまだ入社して日が浅く、比較的簡単に行うことができるルート配送を任せていたにもかかわらず元従業員の能力不足により企業様側で想定している時間内に仕事を終えることが出来なかったり、上司の指導に反発し仕事を放棄してしばらく出勤しないことがあったりと勤務態度に相当程度問題があることがわかりました。
団体交渉の中で、元従業員は休憩がほとんど取れなかったことや本来の出社時間よりも早く出社するよう指示されていたことなどを述べ、未払残業代があるとの主張をしてきました。
当方からは、元従業員に対し本来の出社時間よりも早く来るよう指示をした事実はないことや休憩時間は十分に取れていたはずであることを主張するとともに、企業様が把握している就労時間から計算される残業代は全て支払い済みで未払はないことを述べました。
また、団体交渉と並行して、仮に未払賃金があったとしても、時効にかかっている未払賃金については時効を援用する旨の内容証明郵便を送付いたしました。
そのうえでユニオンとの団体交渉を重ねた結果、最終的に15万円での和解が成立しました。
元従業員から未払賃金請求や損害賠償請求をされてお困りの企業様や顧問先が未払賃金請求や損害賠償請求をされて困っておられる社労士先生は是非、弊所にお気軽にご相談いただければと存じます。
解決までに要した期間
解決までに要した期間:9か月
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