Vol.33【中小企業のための懲戒処分の知識について その6】
(平成30年11月1日)
【中小企業のための懲戒処分の知識について その6】
前回のメールマガジンで,「懲戒は使っている会社は少ない,しかし使っている会社は積極的に使っている」,ということが言える,
懲戒制度は,企業秩序の維持のため,法律が会社に認めてくれている会社の権利です。これを有効活用しないのは非常にもったいない,ということについて,お伝えしました。
今回は,懲戒制度を実効的に活用して,会社の人材定着を図ったり,社員の生産性向上を図ったりすることについてお伝えします。
現在は,ハラスメントを題材にしたドラマが放送されていたり,先日もアイドルがハラスメントを苦にして自殺するという報道があったり,ハラスメント問題がクローズアップされています。
ところで,リクナビNEXTの調査によると,転職希望者の退職理由は,1位が上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった、2位が労働時間・環境が不満だった、3位が同僚・先輩・後輩とうまくいかなかったです。
これらの全てにハラスメントが関わっていると言い得ます。
深刻な人手不足の中,社員の退職は会社のマネジメントに大きなダメージを与えます。
社内からハラスメント問題を駆逐することは,人手不足の時代を生き抜くために必須だと言えます。
社内からハラスメントを駆逐する一番効果的な方法は,研修です。
研修は予防措置で,予め実施することにより,そもそもハラスメントが起こることを防止するものです。
ハラスメントが起こってしまった場合にその社員の行動を改める,いわばハラスメントが起こった場合の事後措置として効果があるのが懲戒制度です。
ハラスメントが起きた場合には,この懲戒制度を積極的に使うことにより,問題行動をする社員の行動を改め,そのことを公告して社風を変え,人材の定着を図ることが出来ます。
ハラスメント防止のために懲戒制度を具体的にどのように使うかは,下記でご案内する勉強会でお話ししたいと思いますので,興味のある方は,是非,勉強会にご参加ください。
【編集後記】
私は,Yシャツには自分でアイロンをかけています。
クリーニング屋さんに持っていくのが大変だという消極的な理由もありますが,一人で黙々とアイロンがけをしていると不思議に落ち着くので,アイロンがけはそれほど苦ではありません。
ただ,一度に5枚くらいのYシャツにアイロンがけをするので,楽に作業できるように,洗濯してもしわが寄りにくい形態安定と呼ばれるYシャツを選んで買うようにしています。
皆様は,メーカーズシャツ鎌倉というブランドをご存知ですか?
鎌倉シャツという愛称で親しまれる同社は,創業25年,現在日本に25店舗 海外に2店舗を展開しているシャツメーカーです。
鎌倉シャツを着てみたいと思っていたのですが,最近まで形態安定のリリースがなかったので,買っていませんでした。
ですが,今年の夏くらいに,形態安定のYシャツがリリースされたことを知り,先日インターネット通販で買ってみました。
綿70%で綿100%ではないのですが,肌触りが滑らかで着心地がよく,襟の形なども自分の好みにあっています。
アイロンがけも簡単にでき,素晴らしい商品だなと思いました。
このクオリティの形態安定のシャツを手に入れられるのは,非常に有難く,早速2着目を買いました。
鎌倉シャツの写真はこちら
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