Vol.34【中小企業のための懲戒処分の知識について その7】

(平成30年12月7日)

 

【中小企業のための懲戒処分の知識について その7】

 

 

今回まで6回にわたり,懲戒についてお届けてしてきました。

前回のメールマガジンでは,違法行為があった場合に懲戒制度を使っている会社は少ない(統計からの私の推定で75%の会社は懲戒制度を使っていない),しかし,使っている会社はかなり頻繁に有効活用している,ということをお話ししました。

今回が,懲戒についてのシリーズ最終号となります。

 

私は,お付き合いさせていただいている企業様には積極的に懲戒制度を利用することをお勧めしています。

これは,違法行為の抑制にもなりますし,企業秩序の維持にもつながり,懲戒制度が機能している会社ではいざという時に重い処分(解雇など)を課すこともできるからです。

 

現在,深刻な人手不足となっています。

 

しかし,市場に人員が余っていた10年前のリーマンショック後と比べても,統計上,解雇や退職のトラブルはそれほど減っていません。


経営者の多くは,人手不足と共に,問題社員の対応に頭を悩ませているように思います。

このような社員に対し,毅然とした態度で臨む最大の手段が懲戒制度ではないかと考えています。

 

また,例えば,有能であってもハラスメント等をする問題社員に対し,経営者が厳しい態度で臨めるかは,ある意味,社長さんが他の社員から試されているところだと考えます。

 

社員も,問題社員に対し厳しい態度で臨める会社に,自分の将来を預けたいと思うからです。

 

このようなことから,懲戒制度を活用した問題社員対応は是非お勧めしたいと考えておりますので,積極的に採り入れて頂ければと思います。

 

【編集後記】

 

11月4日に,私がお世話になっているサーフショップで,サーフィンの大会があり,参加してきました。

「そもそもサーフィンって競技なの?」と思われる方がいるかもしれません。

 

サーフィンは,東京オリンピックの正式種目に採用されており,日本では競技としての認知はマイナーかもしれませんが,れっきとした競技で,大会なども行われています。

試合は,4人か5人で15分くらいサーフィンをし,良い演技ができた2人が勝ち残るトーナメント方式です。

 

去年は,準決勝まで勝ち上がり,準決勝は4位で試合を終えました。


私はあまり上手くないので,準決勝まで行けたこと自体奇跡だと感じました。


自分のレベルからすれば,去年も今年も,「1回戦を勝てればミッションコンプリート」という気持ちで臨みました。


そうしたところ,今年は,1回戦は2回戦も2位で,なんと決勝戦に行けました。

 

決勝戦は,20代2人,40代2人(1人は私)で戦いました。

 

結果は3位。

 

銅メダルをいただき,感激です。

 

自分としては,あまり波に乗れなかったので,3位という結果は「自分が3位で本当に良いの?」という感想です。


私には,試験において,自分がダメだと思ったら結果は良くて,自分ができたと思ったら結果は悪い,という法則があります(案外この法則は一般的かもしれませんね)。


今回のコンテストもこの法則のとおりで,自分では全然駄目だと思っていたので結果が良かったのかもしれません。

 


写真に写っている4人が決勝戦のファイナリストです。


私は,普段のサーフィン時日焼け止めを徹底的に塗るので,私だけ白いです。

 

 

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