Vol.45【中小企業のための外国人雇用の知識 その1】
(令和元年12月6日)
【中小企業のための外国人雇用の知識 その1】
現在、企業の人手不足感が強まっています。
仕事はあっても、人がいなくて新規の仕事を受けられないという話も聞きます。
パーソナル総合研究所と中央大学が、日本では2030年には644万人もの労働人口が不足するという調査結果を発表しました。
人手不足になる業種としては、1位サービス業、2位医療・福祉業でした。
因みに業種の統計は全国規模のものであり、地方に限れば、建設なども人手不足に陥ることは間違いありません。
そこで、今年、鳴り物入りで創設されたのが、新たな在留資格である「特定技能」です。
しかし、現状では、特定技能で在留資格を取得した外国人は、政府想定の3%に留まっていると発表されています。
では、特定技能は今後利用が進まないかというと、全くそんなことはありません。
今後は特定技能の在留資格を取得する外国人が増えると考えられます。
若干専門的な話になりますが、今までは技能実習2号の在留期限を終えた外国人は、いったん帰国することになっていました。
しかし、今後は、特定技能1号の在留資格に移行すれば帰国することなく最大5年日本にいられるので、技能実習2号を取得していた外国人が特定技能1号に移行する動きが活発化していくと思います。
ただし、特定技能1号は政府が受け入れ目安を設定しているので、特定技能1号を取得できる外国人は限られてきます。
今後、優秀な外国人については企業で取り合いとなってくると思いますので、早め早めの動きが必要かと考えています。
編集後記
前回のメールマガジンで、9月にサーフィンの大会に出て、1回戦で敗退したということを書きました。
この大会は、各サーフショップに所属している方はもちろん、サーフショップに所属していない方もエントリーできるオープンな大会です。
11月4日に、私が所属するサーフショップが主催するサーフィンの大会にエントリーしてきました。
この大会の出場者は、基本的にこのサーフショップに所属するメンバーです。
大会は4つのクラスに分かれているのですが、私は、上から2番目のオープンクラスにエントリーしました。
去年は1回戦、2回戦と勝ち上がり決勝まで行くことができ、決勝戦では4人中3位で、総合3位という結果を残すことができました。
そして今年も、決勝戦まで勝ち残ることができました。
決勝戦開始のアナウンスを待っている際には、十数年前に司法試験の試験開始のアナウンスを待っていた時と同じくらいの高揚感を感じていました(「ホントかよ」と突っ込まれそうですが、ホントです)。
「よし、やったるぞー!」と思いながら決勝戦に臨んだ結果、4人中4位で、総合4位でした。
去年と比べ、順位は下がりましたが、自分の本来の実力を考えると4位でも出来過ぎなくらいで、素直に嬉しいです。
大会当日には、50人以上のサーファーが集まって、冗談を言い合いながら、試合を観戦したり試合に臨んだりします。
仕事も家族も関係のないところで、同じ趣味の人達と好きなことをしながら過ごしていると、少年時代に戻ったような気がして、本当にリラックスできます(このメルマガを家族に見られたら激怒されそうですが)。
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