Vol.46【中小企業のための外国人雇用の知識 その2】

【中小企業のための外国人雇用の知識 その2】



今回も外国人雇用についてお伝えします。

 


1月22日の朝刊で、インドネシア人やタイ人が、ビザが免除される短期滞在の観光客を装って入国し、農家で不法就労するケースが急増しているという記事が掲載されていました。


外国人を雇用する場合、必ず、在留カードをチェックし不法滞在でないことを確認する必要があります。

 

それにもかかわらず、在留カードのチェックを怠って、外国人を不法に就労させた場合、前述の新聞記事のような農家やその他使用者には不法就労助長罪という犯罪が成立しえます。

 

刑罰は懲役3年又は罰金300万円という重い罪です。これらが一緒に課されることもありえます。

 

 


現在、出入国管理庁など国は、外国人の在留資格の条件を緩和して、外国人が日本で働きやすいような体制を整備していますが、その反面、不法就労などには厳しくなっているように感じます。



昨年1月には、技能実習生に実習計画と異なる作業をさせていたとして、三菱自動車が技能実習計画の認定を取り消されました。


これは、不正の疑いがあるという情報を把握した外国人技能実習機構と法務省による立ち入り調査で、計画に記載した半自動溶接作業ではなく、部品の組み立て作業などをさせていたことが発覚し、技能実習計画の認定を取り消したというものです。

 

同社は、5年間、新たな実習計画の認定が受けられないほか、特定技能での受入れもできなくなりました。

 



外国人をわざと不法に働かせると犯罪になりえますし、技能実習計画通りに働かせなかった場合には技能実習計画の認定が取り消され、これらの事態になると、今後の外国人雇用は相当難しくなります



外国人雇用をあてにして生産計画を立てていた場合には大幅な納期遅れなどが生じ、取引先の信頼を害してしまいます。



現在の人手不足の中では、外国人を積極的に雇用し、外国人雇用のノウハウを蓄積する必要があると考えます。

 

一方で労働法を遵守しないとある日突然外国人雇用ができなくなるという事態がありえますので、その点くれぐれもご留意ください。

 

 

【編集後記】



遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

 

今年もよろしくお願いいたします。

 


皆様は普段、エナジードリンクを飲まれますか?


私の理解では、エナジードリンクとは、飲むと元気になる炭酸飲料です。

 


私は、疲れが出てくる午後に、モンスターエナジーというエナジードリンクを飲むことがあります。

 

 

今まで全く意識していなかったのですが、モンスターエナジーは、アサヒ飲料が製造しています。


アサヒ飲料のブランドであるものの、これまでは社外に製造を委託していたようです。


ですが、アサヒ飲料は先月、群馬工場(館林市)に33億円の設備投資をして、同工場でモンスターエナジーを製造することを発表しました。



地域活性化の点から、これはとても喜ばしいことです。

 


ただ、このモンスターエナジー、200円超えと若干高めなのが難点で、財布にやさしいのはダイドーのエナジージムです。

 

こちらは税抜き115円で買えますので、こちらもお勧めです。

モンスターエナジーとエナジージムの写真はこちら

 

 


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